翼についていく。 3年の教室棟と特別教室棟をつなぐ外の渡り廊下で翼は立ち止まった。 晴れてるけど風が冷たいな… 眼下に見える運動場ではサッカー部がボールを蹴っている。 「須藤…」 「翼?」 目線をさまよわせ、なんかそわそわして落ち着きがない翼。 「なぁ、つば…」 「好きだ」 「は?」 え、ちょ。え? あ、空耳かな?あれ? 戸惑う俺の手が翼につかまれる。 そして翼が真っ直ぐに俺を見て言った。 「須藤、好きだ。付き合ってくれ。」 「ふぁ…」 俺の口から弱々しく息が零れた。