男になりたい女と女嫌いな男




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理央side



「振ったの、振られたの?」


・・・?!

歩いているといきなり声がした。

きょろきょろと辺りを見回すと土手のところに誰かいた。


「なぁ、どっち?」

そいつはぱっと立つと振り返って俺を見た。

くしゃくしゃのリボンに、草のついたスカート。


・・・女かよ。


俺は無視して歩き始めた。