しばらく見ていると 「あ、帰った」 女の方が勢いよく振り向いて足早に去っていった。 男の方、戸惑ったように手を振る。 そして男は後ろを向いて、俺のいるほうの道を歩き始めた。 「こっち来んのか」 なんかおもしろそーだから話しかけてみっか! 俺は空を見上げながら、そいつが来るのを待った。