わけあり彼女






「はい!」



あたしはそう答えて、歩き出した裕也さんにつづいて歩き出した。



お買い物、すっごく楽しみだ!!



……このときあたしは浮かれてた。



だから、気まぐれで書いたあの紙のことなんて、すっかり忘れてたんだ……。