両親の離婚。 どっちについていくかと訊かれ、結局答えを出せなかった。 だって、どっちも大事なんだもん。 険悪な家の雰囲気、級友からのいじめ。 あたしは学校をズル休みするようになった。 そしてあの夜、あたしは逃げ出した。 親が離婚を正式に決めたらしかったからだ。 現在に至る……と。 ────────