* 次の日の朝。 あたしはふつーに夜を過ごした。 裕也さんはベッドで寝ろって言ったけど、この家にはベッドはどーやらひとつしかないらしい。 それに寝かせてもらうわけにもいかないので、あたしはたまーに来る友だちのために裕也さんが用意してるっていう、ふっかふかのふとんに寝かせてもらった。 裕也さんはあたしに気を遣ってか、ソファーで寝てた。 あれ、なんかダメじゃん?? 朝、裕也さんがせっせと出勤の支度をしてるなか、あたしはぼーっとテレビを見ていた。