わけあり彼女






「え? ……あ、悪い。クセで」



あ、悪い。じゃないでしょーー!!!



「……はぁ」



こころのなかで突っ込むのに疲れて、あたしは大人しくした。



「夏樹……だっけ」



裕也さんはそう言いながら、あたしの座ってるイスの横のイスに座った。