そして、あたしは裕也に囁く。 「お母さんにね、裕也のこと話したら、うちに寄っていらっしゃいって言うの。どう?」 「……いいのか? でも、まともなかっこしてないぞ?」 「はぁ? 十分オシャレだって! 行こ行こ!!」 あたしは裕也を無理やり車から引きずりおろし、家に入れた。