わけあり彼女






「ゆう〜、あの子が起きたよ!!」



嬉しそうに言って、部屋の外に出ていく瑠花さん。



ふとサイドテーブルを見ると、コップに入った水と解熱剤が置いてあった。



喉が渇いていたので、その水をいただいた。



あたしは瑠花さんがいない間にベッドから出て、窓側にとぼとぼと歩いていった。



そこから見える景色は……絶景だった。