わけあり彼女







「えー、なんで?? すっごいおもしろいじゃん。あのカラダが重くなってく感じとか、スピードとか」



「えー、そうか?」



裕也は苦笑いした。



少女小説なんかだと、裕也とあたしって絶対立場逆だよねー。



女の子がジェットコースターで怖がるのを、男のひとがたしなめる、みたいな。