いや……だからあたし、かわいくないって。 あたしなんかがかわいかったら、ゴ○ブリでさえかわいくなるよ、ホントに。 「じゃああたし、先におうち行ってていい?」 「いいけど、家までの道わかる??」 「うん、だいじょうぶ」 「じゃあ、これ鍵だから」 裕也はそう言って、あたしに鍵を渡した。