その声は、紛れもなく裕也のものだった。 裕也が走って近づいてくる。 「おまえバカか!? そんな格好で……」 あたしたちの間の距離が30センチくらいになったところで、裕也が言った。 「……ごめんなさい」 「夏樹。それ、ホントに悪いと思ってる?」 きつい言葉とは裏腹に、裕也の瞳はどこか優しい。