わけあり彼女






周りを見渡す。



ここはきっと、だれかの家の寝室だ。



だからあたしはベッドに寝ている。それにしても、広い部屋……。



「……だれか!!」



返事がなくて、もういちど呼んでみる。



すると……ガチャリ、と部屋のドアが開いた。