次の日の昼休み、佐衣が目の前でお腹を抱えて笑っていた。

昨日の鈴木先生とのやりとりを話したらこんな現状。

「鈴木先生、ヤバい!」

確かに見た目はヤバいけど、きっと佐衣が言いたいのはそんなことじゃないんだ。

笑いのおさまらない佐衣に、口を尖らせ反論した。

「笑い過ぎ!」

不満そうな私に笑い過ぎて出てきた涙を拭う佐衣。

「ごめん、ごめん」

必死で笑いをおさえようと試みる佐衣だったが、私の不満はおさまらない。

「大体、笑う所なんかないよ?」