なおも笑い続ける先生と話していると凄く腹が立つ。

本気で殴ってやりたい気をおさめる為に先生に背を向け足早に立ち去った。

あんな先生の考え通りになってたまるか!

絶対、好きになんかならない!

先生の笑い声が耳に残っているのを振り払うように首を振る。

頭の中を真っ白にしたくて階段を駆け上がった。

好きになんかならない!

絶対に!

そうかたく決心したのだった。