あぁ、愛しの執事様

さすが、女嫌いの『執事様』…

少しがっかりしつつ私は席についた。

私が来る前からどうやら委員会は始まっていたらしい。

私が席に座ると壇上に立った『執事様』が口を開いた。

黒板にはキッチリとした字でいろいろ書かれている。

壇上に居るのは『執事様』だけだったからきっとその字も『執事様』が書いたのだろう。

見た目通りのキチンとした字は、きっと『執事様』の性格を表しているに違いない。

なんだか、ため息が出そうになったのを必死で飲み込んだ。