キミのココロ。

学校までは電車で25分。

中学校へは徒歩だったからこの電車通学に憧れがあったけど・・・

なんなの!?
この混みようはっ!
学生やサラリーマンで車内はごった返している。

「花?大丈夫?」
「なんとかね。」

アタシは響のブレザー裾に手を伸ばした。
何かに掴まっていないと埋もれてしまいそうだ。

「何?」

あれ?
響の声じゃない!?

「おいっ!
花 チカンしてんじゃねぇよ(笑)」

あちゃ(>_<)
間違えたぁ。

アタシ身長153センチ。
ちょいチビなのだ。

だから
みんなの中に埋もれてしまう。

「スミマセン
こいつドジで」

響がアタシを引き寄せようとした。

でも
アタシはブレザーの裾を掴んだままで
動けずにいた。

この混雑の中で上を向く事もできない。

「いいよ。
そのまま掴んでて。」

上から優しげな声。

「スミマセン・・」と
アタシ。

「カレシ~
カノジョ守ってるから
心配しないでね」

違うんだってば。
ただの幼なじみなんだってば。

「次の駅で降りる人多いから
もう少しがんばってね」

はいぃぃ・・

しばらくして電車が止まった。

みんなゾロゾロと降りていく。

ふぅう。
助かったぁ。

アタシはやっと顔をあげた。