でも実際そんな簡単じゃない。



優斗と付き合い始めたのはちょうど1年前。



高校1年のとき彼と同じクラスになった私は彼を好きになるのにはそう時間はかからなかった。



彼の容貌は完璧でいうことなし。



最初はかっこいいなと思うくらいだったけれど、




あの日、私が体育の時間転んで足を痛めてしまったとき麻唯が保健室まで運んでくれた。



先生がちょうどいなくて心配する麻唯は
私は一人で大丈夫だから授業に戻ってと言っても
なかなか戻ってはくれなかった。



それでもなんとか麻唯を授業に戻らせた後、
優斗はけがをしたと言って保健室に来たのだ。