「恋、あんたホントにいいの?」
こう私に心配そうな顔してくるのは
小学校からの付き合いの杉野麻唯(すぎの まい)。
「うん。もう慣れたよ。」
そう答える私は佐伯恋(さえき れん)
そう。
大丈夫。
彼氏だと思われる人がほかの女の子と遊んでいたとしても。
「優斗~
今日遊ぼ~」
「おう。いいよ」
栗田優斗(くりた ゆうと)
私の彼氏、、、だと思う。
こんな会話日常茶飯事。
おかしいことくらいわかってる。
でも、どうしようもないんだ。
優斗を好きって気持ちは変えられないんだもん。
でもね、時々思うの。
誰か優斗のこと忘れさせてくれないかな。
私のこと奪ってくれないか
優斗のこと忘れられるような恋がしたい
って。
