龍之介は有無を言わさず龍娘に勝負を挑み、体ごと回転させて手に気血を送り硬質化させ、そのまま手刀、もしくは掌打で叩き潰す劈掛拳の技『烏龍盤打(うりゅうばんだ)』、突き上げと膝蹴りを同時に行う心意六合拳の一手『迎門鉄臂(げいもんてっぴ)』、爆発の衝撃と見間違う程の凄まじい威力を誇るという拳の猛打『翻子八閃打(ほんしはっせんだ)』を悉く食らわされ、半死半生で帰って行ったという。

「何がやりたいんだ奴は…」

鬼龍に続いて、瑠璃も胡乱な目。

しかし。

「アイツまさか…」

めのうには思い当たる節があった。