「これが斬鉄だ」
驚愕の表情を見せる瑠璃達三人を前に、事も無げに言ってのける翡翠。
「修得すれば、相手が鉄の甲冑を纏っていようが、防弾の盾を持っていようが関係ない。阿呆の龍娘が使う硬気功でさえも防げぬのは、俺が丹下と仕合った時に実証済み。当然…」
翡翠の隻眼がめのうを見た。
「お前が丹下 龍之介に見せられたという『龍鱗』とやらも破る事が出来よう」
斬鉄を習得してこそ、夕城流の全ての斬撃刺突は真の威力を発揮する。
ここからが、夕城三兄妹の剣客としての分かれ道だった。
驚愕の表情を見せる瑠璃達三人を前に、事も無げに言ってのける翡翠。
「修得すれば、相手が鉄の甲冑を纏っていようが、防弾の盾を持っていようが関係ない。阿呆の龍娘が使う硬気功でさえも防げぬのは、俺が丹下と仕合った時に実証済み。当然…」
翡翠の隻眼がめのうを見た。
「お前が丹下 龍之介に見せられたという『龍鱗』とやらも破る事が出来よう」
斬鉄を習得してこそ、夕城流の全ての斬撃刺突は真の威力を発揮する。
ここからが、夕城三兄妹の剣客としての分かれ道だった。


