瑠璃一味のお戯れな学園生活

さて、本日より部活動の始まる夕城道場。

主には剣術と無手の体術を中心に指導していく事になる。

剣術は翡翠最高師範、体術はこはく最高師範の担当だ。

門下生の中でも瑠璃は師範代という事になるか。

「瑠璃と孔雀は剣術の稽古、めのうは体術と剣術の掛け持ちだ。えすえすびぃ、貴様は知らん、俺は何も教えんぞ」

ギロリと龍之介を睨む翡翠。

「じゃあ」

こはくが微笑む。

「龍之介さんは僕が指導しますね」

「何っ、こはく、それは許さんぞ、このような野良犬にお前のような黄金比率が…」

『お前のような黄金比率』って何だ。

「仕方ないじゃないか」

こはくはクスッと笑った。

「すーは龍之介さんを指導する気はないんだろ?じゃあ僕が面倒見るしかないじゃないか。折角入部してくれた門下生だからね」