それでも流血すらしていない龍之介に舌打ちしつつ。

「貴様の入部は認めん」

翡翠は冷酷なまでの眼差しで言い放つ。

「倅達は貴様への対策として、これよりこの道場で斬鉄を学ぶ事になる…だというのに何故貴様をこの道場に入部させるか。馬鹿も休み休み言え」

「あっ、そうか!そりゃそうだわな!」

ガバッと身を起こして納得する龍之介。

「てか気づかなかったのかよっ!」

シン、思わず裏手ツッコミ。

「流石SSB…」

リィも胡乱な目で呟く。