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「お花っ子ちゃん、準備はできたかしらん?」

新婦の控室。

シルフィアが声をかける。

「はぁい、先生いいですよぉ」

少しのんびりしたかおるの声でドアを開けると。

「あらっ、あらあらあらあら!」

純白のウエディングドレスに身を包んだかおるの姿がそこにはあった。

髪にはウェスタの作った花のアクセサリー。

子供っぽい印象のかおるが、今日ばかりはとても大人びた美しい女性に見えた。