瑠璃一味のお戯れな学園生活

あまりに無知で馬鹿すぎて、憐れみさえ感じてくる。

古来より、『敵に塩を送る』という言葉もある事だし。

めのうは龍之介を学食へと連れて行った。

「まずここの食券機で食券を買うの。で、食券を学食のオバチャンに出すと、料理出してくれるから…と言っても、どうせ君お金持ってないんでしょ?」

食券機に500円玉を投入するめのう。

「好きなの食べて。カツ丼とか量が多くて美味しいよ」

「な…」

驚愕する龍之介。

「俺に食い物振る舞ってくれるのかっ?」

「お腹空いたから飲み物で気を紛らわすなんてみすぼらしい事言ってる奴、見過ごせないでしょ?天神学園はそういう教育方針なの」

あくまでも自分の厚意や善意ではなく、学園の教育方針である事を強調するめのう。