瑠璃一味のお戯れな学園生活

昼休み。

「よぉ」

昼食を楽しんでいた瑠璃一味の前に、彼は現れた。

「…お前かぁ、噂の転校生って」

リィと並んで食事をとっていた霸龍闘が言う。

その隣では、瑠璃と孔雀が愛刀を握る。

既に転校生の話は、瑠璃一味も聞き及んでいるようだった。

無理もない。

今朝から教師達が校舎内を走り回っている。

耳に入らない筈がなかった。

「お!」

「遂に転校生の野郎、瑠璃一味に手ぇ出す気だぜ!」

「やっちまえ瑠璃一味!」

「生意気な転校生に、天神学園の流儀叩き込んでやれ!」

野次馬達が、声援を送る。