「失礼しま…うわあっ?」

ある日の放課後。

授業でよくわからない所があった為に、小夜に質問しようと職員室を訪れた咲花は、その光景に思わず冒頭のような声を上げる。

砕け散った蛍光灯、割れた窓ガラス、書類やプリントは床に散乱し、事務机は両断され、あろう事か壁が陥没している。

「…これ、何デスマッチですか?」

実に的確な質問をする咲花。

いやいや、そういう質問しに来たんじゃなくて。