瑠璃一味のお戯れな学園生活

まさか遠足で焼きたての餃子を食べられるとは思っていなかったらしく、鬼龍の餃子も大盛況。

瑠璃一味以外の生徒達も随分がっついていた。

「やはり中華は鬼龍の右に出る者はいないな」

瑠璃が満足そうに言う。

「そ、そうアルか…？」

照れ臭そうに微笑む鬼龍。

「父上は麻婆豆腐はあまり好きではないが、俺は嫌いではないからな。今度は作ってきてくれると嬉しい」

さり気なくオネダリする瑠璃。

「あれあれぇ？」

それを聞いためのうがニヤニヤ。

「それって何？よくプロポーズとかで『俺の為に味噌汁作ってくれ』みたいな、アレの事？」

「ち、違う！断じて違うっ！」

瑠璃、力いっぱい否定しすぎ。