瑠璃一味のお戯れな学園生活

こっちにもやや天然気味な人が。

「おれ、しるびー!よろすぐ!」

柵越しに牛をガン見しながら自己紹介するのはシルヴィ。

めっちゃ見てます。

爛々とした瞳で凝視され、居心地悪くなったのか、牛はノソリノソリと方向転換。

しかし。

「無視するな!」

牛の尻尾を両手で摑んで引っ張るシルヴィ。

流石に彼女の力でも牛には勝てず、ズルズル引っ張られる。

しまいには、ペシッ、と。

牛の尻尾に叩かれたりして。

「はにゃあっ、牛、友達になってくんねぇ、なじょしたらいいんだベー」