瑠璃一味のお戯れな学園生活

「綺麗な指輪だね、綺麗な愛によく似合う」

赤面ものの台詞を囁かれ、頭のてっぺんまで赤くなってしまった。

「な、何を仰ってるんですか学園長?」

「見たままを言っただけなんだけどね…まぁその指輪の輝きも、君自身の輝きには劣るけど」

ニコニコしながら何を言うかこの中年。

愛は取り澄ました顔を維持するのが精一杯だ。

「そ、そんな事より、これから天神地区に戻って天神学園の方でのお仕事です。急ぎましょう」