瑠璃一味のお戯れな学園生活

一流の蟷螂拳の使い手が、武器まで身に付けて仕掛けてくる。

脅威には違いない。

しかし。

「素鼠、銀鼠」

徐々に深くなっていく剣撃の連続技で、瑠璃はその蹴りを捌く。

一流が相手だろうと、超一流ならば苦にすらならない。

「この程度の蹴り、めのうならば秒間にもっと数を打つ」

「それは結構、だが俺は真っ当な武道家ではなく職業兇手なのでな」

瑠璃との数合の打ち合いの後、擦れ違い様に。

「!?」

どこに隠し持っていたのか、黒爪は鋼線を瑠璃の首に巻きつける!

「合理的にやらせてもらう」