瑠璃一味のお戯れな学園生活

一升瓶を地面に置く臥龍。

「翡翠お前…健気にも新しい技を編み出しているそうじゃないか…我が宿主を破る為か?」

「何故知っている、誰にも…倅どもにも語っていない筈だが」

「我は龍ぞ。言わずとも見通せる」

ニヤリと笑う臥龍。

「我が宿主が憎いのか?」

「……」

地面に置いた一升瓶を掴み取り、翡翠は呷った。

喉が焼けるほどに呷ったそれを。

「龍といっても所詮はデカイ蛇のようなものか」

ドンと地面に置き、翡翠は邪眼で睨む。

「丹下に憎悪など欠片もないわ」