瑠璃一味のお戯れな学園生活

「美しい…日本の桜の景色は、何度見ても風情がありますね…」

天神学園音楽教師、バルナ・スフィアが静かに酒を嗜む。

未成年が飲んでるように見えますが、こう見えてもバリッバリの年増です。

「八つ裂きにしますよ、理事長」

それはともかく。

「桜の舞い散る様を見ていると、何かいいメロディが浮かんできそうです…」

軽く目を閉じたバルナは。

「遊里キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」

一気に雑音で興を削がれる。

そう、天神学園附属天神幼稚園保母、志摩 遊里(しま ゆうり)。

彼女もチャッカリ教師陣入りを果たしていたのです。

保母さんが教師かどうかは各人の判断にお任せしますがっ。

「あのねあのねバルナ先生私お酒飲める歳になったんだよっ「そ、そうで「お酒はカルアミルクが好きかなカクテルも悪くないよねハイボールもなかなか悪くないよねシュパシュパした炭酸が美味しいよね「ゆ、遊里さん、そんな大きな声出さなくても聞こえま「お酒のおつまみはやっぱポッキーだよねあとじゃがりこも結構合うよね何といってもきのこの山だよあれはどんなお酒にも合うから参っちゃうよねあはははははウケるぅうぅううぅっ!」

もうお前うるさいから帰れ、河童君に迎えに来てもらえ。