瑠璃一味のお戯れな学園生活

と。

「くすくす、あははっ」

また可愛らしい笑い声と共に、サッと身を隠す影。

「誰だか?ことねか?れおんか?」

またも走り寄ってみるものの、姿は見えない。

一瞬、一瞬だけ見えたのだ。

おかっぱ黒髪の幼い…外見はシルヴィと同年齢くらいの少女だったような。

「待て待てぇっ、おれの事からかってるだかっ」

ムキになって追いかけるシルヴィ、キャッキャと笑いながら逃げる影。