「侮辱してすまなかったアル…」

踵落としを受けた箇所を押さえ、鬼龍は立ち上がる。

「咲花、お前も立派な好敵手アル…迂闊に秘密は漏らせないアルな」

鬼龍の言葉に。

「油断してると咬み付いちゃいますよ…?」

痛みを堪えながら、咲花はクスッと笑った。