瑠璃一味のお戯れな学園生活

こちらに歩み寄ってくる、ロシア人の綺麗なネーチャン。

霸龍闘の第一印象はそんな感じだったが。

「あっ、アリスカさん!」

「覚えててくれたんだね、嬉しい」

霸龍闘の声に、アリスカは微笑んだ。

「私がプレゼントしたマテバ、大事に使ってくれてるのね」

「でも、なかなか上手く使えなくてさあ」

苦笑いする霸龍闘に。

「ガンマンだからって、拳銃だけに頼ってちゃ駄目よ」

アリスカは、スッと真っ直ぐに立った。

「例えば…私なら霸龍闘君の事、今ここでやっつけられるよ?」