瑠璃一味のお戯れな学園生活

その言葉に安心したのか。

目を閉じて布団の上に横倒れになってしまう鬼龍。

「何だ、もう限界だったんじゃねぇか」

霸龍闘が笑う。

「霸龍闘、鬼龍を隣の部屋へ…男女同じ部屋で眠るのは流石にまずいだろう」

瑠璃が言うが。

「じゃあ瑠璃が鬼龍運んでやれよ」

「え゛」

シンの言葉に、瑠璃がかたまる。

「そうだな、その方が鬼龍も後で喜ぶ」

ニシシと笑う霸龍闘。

「お、俺がか?…そ、そうだ、孔雀が鬼龍を…」

「僕は姉さんを運ぶから」

言い逃れしようとした瑠璃を制するように、孔雀がめのうをおぶさって立ち上がる。