四時間目が終わる頃には。

「まーまー鬼龍ちん、そんなに苛々しないで(笑)」

野菊までもが笑いを堪える。

昼休みになると。

「あっ、鬼龍ちゃん(笑)」

「ぷくくく…(笑)」

一緒に昼食をとっていた咲花やめのうまで。

彼女達二人にいたっては、隠そうともせずに笑う。

「めのう、咲花、鬼龍に失礼だろう、そんなに笑うんじゃない…」

そう言う瑠璃も、鬼龍から顔を背けて肩を震わせる。