瑠璃一味のお戯れな学園生活

一時間ばかり談笑して、掘っ立て小屋を後にする頃。

「ん?」

シルヴィは、校庭で対峙している霸龍闘と瑠璃を見つける。

霸龍闘はマテバ、瑠璃は柊を片手に睨み合い。

そして。

「はにゃっ?」

シルヴィの見ている前で、壮絶な撃ち合い斬り合い!

「なな、どしただ?どして霸龍闘と瑠璃、喧嘩してるだっ?」

酷くうろたえるシルヴィに。

「ああ、違うんだよシルヴィちゃん」

傍らで見ていためのうがニパッと笑う。

「そうアル、これは決闘といっても只の組手アル。別に憎しみ合って戦っている訳ではないアル」

決闘が日常茶飯事の鬼龍も、別段驚く事なくシルヴィに説明する。