瑠璃一味のお戯れな学園生活

シルヴィも大満足の昼休みが終わり、やがて放課後。

「お?」

シンとリィが、シルヴィを連れて高等部校庭の掘っ立て小屋にやって来た。

天神学園警備員、丹下 龍太郎の住処だ。

「何だお前?」

「おれ、しるびー!よろすぐっ!」

元気よくスペシャルバカに挨拶するシルヴィ。

「……」

彼女を見下ろす龍太郎。

「何か…おめぇ他人の気がしねぇな」

「んだ、おれもそんな気がする」

臥龍持ちと古代竜、何か通ずるものがあるのか。

二人は膝を突き合わせて正座しつつ、妙に意気投合。

「シルヴィっつーのか、水飲むか?」

「ありがとない♪」

龍太郎、せめてお茶勧めろ。