瑠璃一味のお戯れな学園生活

何もかも初めての学園生活だが、じっとしてられないシルヴィにとっては少々退屈なもの。

昼休みになって、ようやく自由に動き回る事を許される。

「兄ちゃん姉ちゃん!おれ、ズコーの時間にごしょがわら描いただ!」

誉めてくれと言わんばかりに、画用紙をシンとリィのいる中等部の教室に持っていくシルヴィ。

「お、上手いアルなシルヴィ」

「特徴をよく捉えてる…」

「でっかく描いてるのもいいな、元気があって」

鬼龍、リィ、シンが誉めてくれて、シルヴィ満面の笑み。

「今度兄ちゃんや姉ちゃん、鬼龍も描いてやっかんな」

すっかり絵を描く事に目覚めたらしいシルヴィ。

橘邸の壁や床に描かないか、ちょっと心配。