「シルヴィ!」

「駄目だって!」

シンとリィが、慌ててシルヴィを鬼龍から引っぺがす。

グッタリと横たわる鬼龍。

魔力がないのに何で骨抜きになってるのかは、ちょっとここでは説明できませんが。

察して下さい。

「シルヴィ!魔力を持ってない奴でも無闇に吸い付いたら駄目だ!」

「あぅぅぅぅっ、ごめんなんしょー、腹減ったからつい…」

ショボンと項垂れるシルヴィ。