「んーとねぇ」

飲み物のカップを置いて。

「今日の私の格好、どう思う?」

「寒そう…」

野菊の質問に、リィは即答だった。

もう秋風吹いてるし、朝夕なんてとてもヒンヤリするし。

ぶっちゃけそれは真夏の格好だろうと思う。

が、野菊が訊きたかったのは、そういう意見ではないらしい。

では気を取り直して。

「結構露出多めだよね…野菊ちゃんらしいけど…」

そんなお尻のラインも丸分かりなホットパンツ、リィなら絶対穿かない。

霸龍闘は喜ぶかもしれないけれど、穿かない。

だって恥ずかしいもの…。

そういうの穿く辺りが、野菊はシンを喜ばせようとしているのがよく分かるけれど。

そう言うと。

「シン君喜ぶかな!」

野菊は嬉しそうに前のめりになって言った。