瑠璃一味のお戯れな学園生活

「奏多さん」

ズイと奏多に迫る孔雀。

「トリックオアトリート」

「は、はいっ」

手持ちのお菓子を孔雀に渡す奏多。

「トリックオアトリート」

「は、はいっ」

手持ちのお菓子を孔雀に渡す奏多。

「トリックオアトリート」

「く、孔雀君、も、もうお菓子残っていないんです、ごめんなさいっ」

オドオドと視線を彷徨わせる奏多に。

「そうなんですかぁ…」

孔雀はジリジリと距離を詰める。

「お菓子をくれないんなら、悪戯しちゃうしかないですねぇ…」

人気のない教室へと消えていく二人。

こいつら、もうチューくらいはしちゃってると思うんだよね、理事長的に。