「おーおー、イチャついてやがんな、一味の頭領様はよ」

ニヤニヤ笑いながら瑠璃達の様子を見るのは龍之介。

最近瑠璃の観察をするのが趣味らしい。

「ねぇねぇ」

あの堅物が、変わり果てたものだ。

「ねぇりゅーちゃんっ」

すっかりとろけた顔しやがって。

「りゅーちゃんってばっ!」

不意に柔道の裸絞めで首を絞められ、グギ!と振り向かされる。

龍之介、頸部を折られて死亡。

「兄様ばっかり見て!りゅーちゃんオカマさんになっちゃったのっ?」

不貞腐れて膨れっ面になるめのう。

「ほらぁ見てよぉ、コウモリのコスプレぇ、恥ずかしいのに頑張ったんだからぁ、見てよぉ」

「ああ…見てる見てる…」

倒れた龍之介の位置からは、めのうのキュートなヒップがバッチリ見える。

よし、また脱衣所に忍び込んで戦利品を確保せねば。

今夜も潜入任務が止まらない龍之介。