「何だよぉ、ドラゴンの姿見たかったのに」

ちょっとガッカリする霸龍闘。

ちなみにドラゴンの姿の時は、幼竜でありながら5メートルの大きさ、背中には透明で柔らかな羽がふわふわっと生えている。

これが大きくなったら翼になるらしい。

物凄く霸龍闘好みの姿だ。

実物を見たらさぞや瞳が輝くに違いない。

「俺は霸龍闘、んでこっちが妹の鬼龍だ。どっちも名前に『龍』の字が入ってんだぜ?」

「そうなのかっ?じゃあ霸龍闘と鬼龍もドラゴンだかっ?」

妙に親近感を覚えるシルヴィ。

「私達だけじゃないアル、母上も龍娘といって『龍』の字が入っているアル」

「うっわー!この世界にもドラゴンがいるだかっ!」

シルヴィの興奮最高潮。