瑠璃一味のお戯れな学園生活

ともかく、天神学園一の奇想天外カップル、鈴木さんと七星の婚約に、奇怪な面々は大いに盛り上がる。

もうハロウィンパーティーなんだか婚約パーティーなんだか。

「という事は鈴木 七星になるんだねぇ」

野菊がニパッと笑う。

「呼んだ語感も悪くないし、いいと思うよ、鈴木 七星って」

めのうも嬉しそうに頷く。

「じゃあ、かぐ…七星先生も、夕城家に住む事になるのか?」

シンの言葉で、翡翠が渋い顔。

頻繁に遊びに来るだけでも気に入らなかったけしからん牛が、堂々と箱の嫁として我が屋敷にのさばるのか。

解せん。

「大丈夫ですよ七星さん、すーに虐められたら、僕が叱ってあげますから」

こはくが微笑む。

「うむ、私も夕城家に殴り込みをかけてやるぞ」

龍娘がコクコク頷く。

翡翠、四面楚歌。