まぁそんな事で男子が悶絶する中。

「可愛いいいいいいいい!」

女子生徒達は降って湧いた天使、すずに悶絶する。

すずちゃんマジ天使。

コスプレしてなくてもマジ天使。

「この小動物が鈴木さんと七星の子たぁなぁ…」

龍之介が、すずの白いモフモフした翼を摘まんでぶら下げる。

まるで猫の子みたいな持ち方だ。

そんな龍之介に。

「ウチの子にっっっっ!」

キュキュッと廊下を鳴らして。

「何するのっっっっっっっ!」

「はぷあっ!」

七星のコークスクリューアッパー!

龍之介、完全ノックアウト。

「おいですずちゃん、怖かったねー?」

「しゅじゅ、こわくなかった」

「そっかぁ、すずちゃんは偉い子ねー♪」

抱っこして頬擦り。

七星、すっかりお母さん。