瑠璃一味のお戯れな学園生活

てな訳で、今作何組目だ?

鈴木さんと七星も、唐突に婚約と相成りました。

ハロウィンパーティーの最中だし、丁度いいじゃございませんか。

こんな形ですが、皆様よろしゅうございますですか?

「私は…」

涙を拭いながら、七星は微笑む。

「すずちゃんが誰の子でも…分け隔てなく愛します…」

「まだ言っているのか、けしからん牛め」

そう言って前に出たのは、亡霊武者の仮装をした翡翠。

「箱はふざけてはいるが、貴様に対する想いだけは本物だった。他の女に手を出そうなどと、素振りも見せた事はなかったわ。もう少し惚れた男を信用してやらんか、馬鹿者め」

「……はい」

翡翠の言葉に、七星が素直に頷く。

「本当…私馬鹿ですね…」