瑠璃一味のお戯れな学園生活

鈴木さんの返り血を浴びて、七星のラミアコスプレがリアル生々しすぐる。

しかし鈴木さんはめげず(肉体的にはめげているが)

「七星」

段ボール箱を取り去り、七星の細い腰に手を回す。

「なっ…触らないで下さいっ、他の女の人に触れた手で触らないでっ!」

「ワタクシは他の女性など触りたくもありません」

切れ長の赤い瞳で、七星を見つめる鈴木さん。

「ワタクシはね、貴女がどう思っていようが、災厄の箱なのです、ハイ」

「……」

「しかしパンドラの箱の中に最後に残っていたのは、希望だというではありませんか」

「……」

「それがあの子…すずだったという事では、許してもらえませんですか、ハイ」

「で、でも…」

目を逸らす七星。

「鈴木さんにとっては希望でも、私にとっては希望でも何でも…」

無言でコクコク頷く教師陣。